【4月26日 AFP】レバノン国営メディアによると、停戦延長がなされたにもかかわらず、25日夜に同国南部でイスラエルによる新たな空爆が相次いで行われたと報じた。同日早くには別の攻撃で6人が死亡している。

親イラン民兵組織ヒズボラが停戦に違反したとイスラエル軍が非難したこと受け、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は25日、軍に「ヒズボラの標的を強力に攻撃」するよう命じていた。

レバノン保健省は、「ナバティーエ県ヨーモルアルシャキーフで、イスラエルの敵によるトラックとバイクへの攻撃で4人が死亡した」と発表。さらに別の攻撃が「ビントジュベイル郡サファドアルバッティフで発生し、2人が死亡、17人が負傷した」と伝えた。

イスラエル軍は、「武器を積んだ車両」を運転していたヒズボラ戦闘員3人を「排除」したほか、バイクに乗っていた別の1人、さらに別の場所で武装した2人のメンバーも排除したと発表している。

また、レバノン側から発射された2発の飛翔体を確認し、ヒズボラによる「停戦合意への明白な違反」であると非難したうえで、その後に「不審な空中目標」を迎撃したとも述べた。

一方でヒズボラは、ヨーモルアルシャキーフへの攻撃への報復として、レバノン南部でイスラエル軍の車両を標的にしたと発表した。

ネタニヤフ氏の攻撃命令後、国営レバノン通信(NNA)によるとビントジュベイル郡で短時間に連続で2度、さらにティール郡で1度、ナバティーエ県で2度の空爆があったと報じている。イスラエル軍は、レバノン南部全域で「軍事目的に使用されていたヒズボラのテロインフラを攻撃した」と述べ、今後も「脅威に対して断固として行動し続ける」とした。

イスラエルは、停戦条件の下でも差し迫った脅威に対しては軍事的に対応する権利を留保していると主張している。(c)AFP