【4月26日 AFP】<更新>ドナルド・トランプ米大統領は25日、戦闘終結に向けたイランとの協議を予定していたスティーブ・ウィトコフ中東担当特使らのパキスタン派遣を取りやめたと発表した。一方、今回の中止が直ちに攻撃の再開につながらないとした。

ウィトコフ氏とトランプ氏の娘婿のジャレッド・クシュナー氏らは同日、イランの代表団との協議のため、パキスタンの首都イスラマバードに向かう予定だった。

トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿で派遣の中止を発表し、「移動に時間がかかりすぎ、労力が大きすぎる」と説明した。

その上で、「(イランの)指導部内で激しい内紛と混乱が起きている。彼ら自身を含めて誰が指揮を執っているのか誰も分かっていない」とし、「もし話し合いたいなら電話をかければいいだけだ!」と述べた。

トランプ氏は25日、米ニュースサイト、アクシオスとのインタビューで、今回の中止が直ちにイランへの攻撃再開につながらないとし、「まだそのことについては考えていない」と述べた。

一方、イランのアッバス・アラグチ外相25日、イスラマバードでパキスタン軍のトップ、アシム・ムニール陸軍参謀長やシャバズ・シャリフ首相らと会談した。

アラグチ氏はX(旧ツイッター)への投稿で、一連の会談は「非常に有意義」だったとし、イランの「戦争を終わらせる実行可能な枠組み」についてパキスタン側と共有したと述べた。

その上で、「米国が本当に外交に真剣なのかどうか、はかりかねている」とし、米国に対する不信感を示した。アラグチ氏は会談後、パキスタンを離れてオマーンに移動した。

両国による2回目の直接協議はめどが立たず、エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡では双方が「封鎖」を継続している。今後も駆け引きは続くとみられる。(c)AFP