【4月25日 AFP】米司法省は24日、米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長に対する刑事捜査を打ち切ると発表した。ドナルド・トランプ米大統領が独立しているFRBを攻撃している懸念の中、この判断によりパウエル氏の後任候補の上院承認に道が開かれることになる。

ジェニー・ピロ連邦検事はX(旧ツイッター)に、「事務所に捜査を終了するよう指示した」と投稿。ピロ氏によれば、司法省がこれまでトランプ氏からの強い圧力を受けながら調査していたFRB本部の改修費用超過の問題については、FRBの監察官が調査を引き継ぐという。

ただしピロ氏は、「事実がそれを必要とする場合、刑事捜査を再開することをためらわない」とも述べている。

トランプ氏は、金利引き下げをより早く進めるよう求める自身の主張に従わないとしてFRBを常に批判し、特にパウエル議長に対して個人的な攻撃を行うことで、ワシントンの慣例を覆してきた。

5月15日に任期満了となるパウエル議長に対する捜査は、トランプ氏が新議長に指名していたケビン・ウォーシュ氏の上院承認を遅らせる可能性が高いとみられていた。

また、この捜査は、元FRB議長や議員から、中央銀行の政治からの独立性を損なう試みとして批判されていた。(c)AFP