世界最大の恐竜の卵化石群が「ナノ防護服」を着用=中国湖北
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【4月27日 CGTN Japanese】中国中部の湖北省十堰市青龍山恐竜卵化石群の国家級自然保護区(以下、青龍山保護区)が4月21日午後に明らかにしたところによると、5年間の科学研究による難題解決と現場作業を経て、世界で規模が最も大きく、分布が最も集中し、保存が最も完全な恐竜卵化石群の風化対策保護工事が全面完了しました。湖北省地質局古生物化石首席専門家でもある湖北省地質科学研究院の趙璧上級技術員によると、超大規模恐竜卵化石遺跡にナノ材料を用いた世界初の全面封鎖保護が行われたとのことです。
青龍山保護区は中国初の恐竜卵化石の国家級自然保護区です。研究により、保護区の恐竜の卵化石は3000個以上あり、今から約8600万年前のもので極めて高い科学研究と遺産の価値を持つことが確認されました。卵殻の主成分は炭酸カルシウムであり、熱膨張や冷却収縮により極めて崩壊しやすい粗い砂岩中に埋蔵されているため、長期にわたり水蒸気や温度差、酸と塩基による浸食を受け、風化による化石の破損は日増しに深刻化しています。
中国の古生物化石保護の素材専門家である四川軽化学工業大学の鄧建国教授は科学研究チームを率いて、遺跡の地質と気候の特徴に適合する専用のナノシリカ複合乳液を開発しました。この乳液の主たる特徴は、恐竜の卵や岩盤に浸透して全体を補強し、最終的に表面にミクロン級の薄膜を形成して空気や水蒸気を遮断することです。最も重要なことは、恐竜の卵と岩の鉱物の隙間に入り込み、凝結させて一体化させることです。鄧教授らは1年以上の試験を経て、化石および岩石の耐水、耐酸耐アルカリ、耐老化、耐温度差の特性を大幅に向上させ、硬度と固化度を目覚ましく改善しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News