【4月18日 AFP】ブラジルのルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ大統領は17日、スペインで開催される各国の左派勢力による国際会議を前に、民主主義の「後退」を許せば総統アドルフ・ヒトラー率いるナチス・ドイツのような権威主義体制が出現すると警告した。

ルラ氏とスペインのペドロ・サンチェス首相は、台頭する右派勢力および極右勢力に対抗する左派勢力の同盟を率いるべく、18日にバルセロナで開催される国際会議の主要講演者となる予定だ。

ルラ氏はバルセロナで行われたサンチェス氏との共同記者会見で、「われわれが望んでいるのは、世界の民主主義プロセスを強化し、いかなる後退も許さないための解決策を対話を通じて見出すことだ」「なぜなら、民主主義が後退すれば、ヒトラーが出現するからだ」と述べた。

ウクライナ、パレスチナ自治区ガザ地区、イランにおける紛争、そしてドナルド・トランプ米大統領の関税措置による貿易の混乱により、第2次世界大戦以来維持されてきた国連主導の国家間協力体制は弱体化している。

サンチェス氏は、多国間秩序は「改善」され「刷新」されなければならないと述べ、それが18日の会議の焦点となるだろうと述べた。

サンチェス氏は、国連主導の国家間協力体制は人権と領土保全の尊重をもたらしてきたが、「反動的な潮流、権威主義者、偽情報、そして民主主義制度の強さを脅かす悪によって、その価値観が攻撃されている」と述べた。

「民主主義擁護」会議には、南アフリカのシリル・ラマポーザ大統領、メキシコのクラウディア・シェインバウム大統領、コロンビアのグスタボ・ペトロ大統領、欧州連合(EU)のアントニオ・コスタ大統領(欧州議会常任議長)、アイルランドのキャサリン・コノリー大統領らが出席する予定だ。(c)AFP