【4月17日 AFP】ロシアの大規模な無人機(ドローン)とミサイルによる攻撃が15~16日にかけてウクライナの各都市を襲い、少なくとも19人が死亡した。戦争開始から4年以上が経過する中、終結に向けた協議は停滞したままとなっている。

ウクライナの首都キーウでは、12歳の少年を含む4人が死亡し、少なくとも62人が負傷したと、ビタリ・クリチコ市長が述べた。

最も被害が大きかった南部オデーサ州では、夜通し「複数の波状攻撃でミサイルと無人機」が発射されたと当局者が述べ、少なくとも9人が死亡した。

ドニプロペトロウシク州では、さらに5人が亡くなり、33人が負傷した。

ウクライナ空軍は、ロシアが15日の昼間から16日未明にかけて、659機の無人機と44発のミサイルを発射したと発表。一方でロシア軍は、ウクライナの軍事およびエネルギー関連目標に対して「大規模な攻撃を実施した」と述べている。

一方でウクライナ軍も長距離無人機やミサイル攻撃を強化しており、ロシア南部トゥアプセ市では、2人が死亡し、5人が負傷した。

ロシア軍は、同国南部および西部でウクライナの無人機207機を迎撃したと発表している。

ロシアは侵攻中に民間人を標的にしていないと繰り返し否定しているが、全国のアパートや病院、駅などの民間インフラへの攻撃で数千人が死亡している。

中東での戦争によって、米国主導の紛争終結協議が脇に追いやられている中、今回の死傷者を多く出した攻撃が行われた。

それ以前から協議の進展は遅く、ウクライナ側が降伏に等しいと拒否している強硬な領土および政治的要求に対して、ロシアが妥協する兆候は見られていない。(c)AFP