イスラエルとレバノンが停戦合意、発効後も銃声や砲撃音響き渡る
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【4月17日 AFP】イスラエルとレバノンの間で合意に至った10日間の停戦が17日、発効した。米国のドナルド・トランプ大統領は、両国指導者による史上初となる会談の実現を目指していると述べた。
トランプ氏によれば、停戦はグリニッジ標準時(GMT)の17日午前0時(日本時間同日午前6時)に開始された。しかし、AFPの記者によると、停戦発効を迎えたレバノンの首都ベイルート南部郊外では銃撃が発生している。
トランプ氏は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相とレバノンのジョセフ・アウン大統領との「素晴らしい」電話会談で、敵対行為停止の合意に至ったと述べ、両氏が「今後4〜5日」のうちに、米首都ワシントンのホワイトハウスを訪問する見通しだと語った。
ネタニヤフ氏は、停戦はベイルートとの「歴史的な和平合意」への機会を提供するものだと述べたが、依然として親イラン民兵組織ヒズボラの武装解除が前提条件だと強調した。
トランプ氏はヒズボラも停戦に含まれていると述べたが、米国務省によれば、この停戦はレバノンがヒズボラを解体することを義務付けるものとなっている。
AFPの記者らは、日付が変わった直後から銃声やロケットランチャーが空中に撃ち上げられる音を聞き、その後30分以上にわたって赤い弾道の軌跡が空へと伸びていくのを確認した。
停戦発効から1時間でイスラエルによる空爆は報告されていない。
レバノン国営メディアは「停戦発効から約30分が経過したにもかかわらず、敵のイスラエル軍の砲兵隊は依然としてキアムとデッビネの町を砲撃しており、同地域での機関銃による掃討作戦と同時に行われている」と伝えた。
米国はイランとの戦闘終結に向けた合意を目指す取り組みを強めており、イラン側はレバノンでの停戦がいかなる合意にも不可欠だと主張している。
2月28日に米・イスラエルの対イラン攻撃で中東での戦争が始まると、3月2日にヒズボラがイスラエルに向けてロケット弾を発射したことで、レバノンもこれに巻き込まれた。
それ以降、レバノンではイスラエル軍の空爆により2000人以上が亡くなり、100万人以上が避難を余儀なくされている。(c)AFP