ウクライナ軍、地上ロボット用いた攻撃を100回以上実施「人員へのリスクを最小限に」
このニュースをシェア
【4月16日 AFP】ウクライナ軍の部隊は15日、AFPに対し、地上ロボットを用いた攻撃を前線で100回以上実施したと述べた。これに先立ちウォロディミル・ゼレンスキー大統領は最近、同国軍がこの新たな戦術によってロシア軍陣地を制圧したことを称賛していた。
ウクライナ軍第3突撃旅団に所属する地上ロボットの運用専門部隊「NC-13」の隊員は、こうしたロボットを用いた作戦を「これまでに100回以上実施してきた」と述べた。
「これらの作戦には、敵兵の排除、掩蔽壕(えんぺいごう)、指揮所、その他の敵インフラ施設の破壊が含まれる。これらはもはや単発的な出来事ではなく、組織的な戦闘作戦となっている」と語った。
地上ロボットは、歩兵の代わりに危険な突撃任務を行うだけでなく、目標の探知・交戦や敵の侵入阻止にも役立つという。
隊員は、「本格的なロボット突撃作戦に向けて、われわれは既に5~6基の地上カミカゼロボットシステム(自爆型ロボット)と、戦闘モジュールを搭載した地上ロボットシステム(攻撃型ロボット)を同時に配備している」「この手法は突撃歩兵部隊を効果的に代替し、人員へのリスクを最小限に抑える」と説明。
「敵がこうした行動を突撃部隊の進撃と認識し、陣地を放棄する事例が繰り返し確認されている」と付け加えた。
ゼレンスキー氏は今週、地上と空中のロボットによって戦場でロシア軍陣地の制圧が可能になったと述べた。
ウクライナ第3突撃旅団は15日の声明で、地上ロボットを用いた最初の作戦は2025年夏に実施されたと述べた。
同旅団によると、歩兵部隊が2度にわたってロシア軍陣地を襲撃したが失敗して戦死者を出した後、4機の地上型ロボットシステム(1機につき30キロの爆発物を搭載した遠隔操作車両)が前線のロシア軍陣地を破壊するために投入された。
同旅団は声明で、「1機目の地上ロボットシステム(GRS)が入り口を爆破すると、敵は陣地内に身を隠した。2機目は掩蔽壕まで走行し、その入り口で停止した」 「残る敵兵は自分たちの置かれた状況が絶望的だと悟り、段ボールに降伏のメッセージを記した」と述べた。
「これは歩兵が関与することなく捕虜を捕らえた世界初のロボットによる敵陣地攻撃だった」と付け加えた。(c)AFP