【4月15日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は14日、欧州における主要な盟友の一人、イタリアのジョルジャ・メローニ首相が対イラン軍事作戦への参戦を拒否していることを厳しく批判した。

トランプ氏はイタリアの全国紙コリエレ・デラ・セラ(中立系)のインタビューに英語で応じ、「彼女には驚かされた。勇敢な人だと思っていたが、私が間違っていた」と、述べた。

これに先立ちメローニ氏は13日、中東紛争の終結を繰り返し訴えるローマ・カトリック教会の教皇レオ14世に対するトランプ氏の批判を「容認できない」と非難していた。

トランプ氏はこのことについて、「彼女の方こそ容認できない。なぜなら、イランが核兵器を保有し、機会さえあれば2分でイタリアを吹き飛ばしても構わないと考えているからだ」と述べた。

2022年10月からイタリアの首相を務める極右のメローニ氏は、欧州におけるトランプ氏の最も親しい盟友の一人で、意見を違える米国と欧州の仲介をしばしば試みている。

だがトランプ氏は、今月はメローニ氏と話をしていないとして、「彼女はNATO(北大西洋条約機構)に関してわれわれを助けてくれない」「彼女は核兵器を保有するイランを排除する手助けをしようとしない。実に残念だ。彼女は私が思っていたのと全然違う」と述べた。

トランプ氏はNATOを「張り子の虎」と呼び、欧州は概して「エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡を守るために戦う意思がない」と批判。

「(メローニ氏は)以前とは別人だ。イタリアも以前とは別の国だ」「移民はイタリアと欧州全体を滅ぼしている」と述べた。

これに対しメローニ氏の支持者と政敵は、すぐにメローニ氏への支持を表明した。

アントニオ・タヤーニ外相はX(旧ツイッター)で、「われわれは西側諸国の結束を断固として支持し、米国の揺るぎない同盟国であり続ける。しかし、この結束は相互の忠誠、尊重、そして誠実さの上に成り立っている」と述べた。

トランプ氏がこれまでメローニ氏を勇敢な人物と見なしてきたことについて、「それは間違いではない。彼女は臆せず自分の考えを述べる女性だ」と述べた。

「そして、教皇レオ14世について、彼女はイタリアの全国民の考えを代弁したにすぎない。首相と政府は、イタリアの国益のみを守り、これからも守り続ける」と述べた。

中道左派・民主党のエリー・シュライン書記長(党首)は議会、トランプ氏には「敬意が著しく欠如している」と非難。

「イタリア憲法は明確だ。イタリアは戦争を拒否する」と付け加えた。(c)AFP