【4月14日 AFP】<内容更新>イタリアのジョルジャ・メローニ首相は14日、イスラエルとの間に結ばれている防衛協定の自動更新を停止すると発表した。同国通信社ANSAが報じた。

ANSAによるとメローニ氏は、出席したベローナでのイベントの傍らで記者団に対し、「現在の状況を考慮し、イスラエルとの防衛協定の自動更新を停止することを政府として決定した」と述べた。

協定は2006年にイスラエルとの間に結ばれたもので、防衛産業、軍事要員の教育と訓練、研究開発、情報技術などの分野で協力を求める内容となっており、5年ごとの更新が定められていた。

イタリアの外交筋はAFPに停止を確認。「政治的に続けるのは難しかったと思われる」と述べた。

両国の関係はここ1週間で緊張が高まっている。きっかけとなったのは、レバノン南部で国連平和維持活動(UNIFIL)に従事していたイタリア軍の車列に対し、イスラエル軍が威嚇射撃を行ったことだ。

この威嚇射撃により、少なくとも1台の車両が破損した。負傷者は出なかったが、イタリア政府はこの一件を問題視し、イスラエル大使を呼び出して抗議した。

一方のイスラエルも13日、イタリアのアントニオ・タヤーニ外相がイスラエルによるレバノン市民への攻撃を「容認できない」と非難したことに反発。イタリアの大使を呼び出して抗議している。

タヤーニ氏は13日にレバノン・ベイルートを訪問し、ジョセフ・アウン大統領らと会談。その後、X(旧ツイッター)に「市民に対するイスラエルの攻撃を容認することはできない。イタリアの連帯を伝えるためにここにいる」と投稿していた。(c)AFP