ローマ教皇、トランプ氏を「恐れていない」 戦争に反対する道徳的義務を主張
このニュースをシェア
【4月14日 AFP】ローマ・カトリック教会の教皇レオ14世は13日、教会には戦争に反対する「道徳的義務」があると述べ、中東の紛争終結を求める自身の呼びかけを批判したドナルド・トランプ米大統領を「恐れていない」と発言した。
アフリカ諸国歴訪に出発する前、レオ教皇はトランプ氏からの非難を受けた。
トランプ氏は、2月下旬に米・イスラエルによって引き起こされたイランとの戦争に苦しむ中東での平和を呼びかけるレオ教皇の最近のコメントを激しく非難。後に「謝罪することは何もない」と批判を強めた。
トランプ氏は、「レオ教皇は間違ったことを言った」「彼はイランに関して私がやっていることに強く反対している。核を持つイランは許されない」と述べ、教皇は「犯罪やその他のことに非常に弱い」と付け加えた。
レオ教皇はアルジェリアの首都アルジェに到着する前に、教皇専用機内で記者団に対し、「トランプ氏と議論するつもりはない」「私は政治家ではない」と述べた。
「私が言っているのは、教会の使命は非常に明確だということだ」「福音書には、平和をつくる者は幸いだと書かれている。教会は戦争に反対し、平和と和解を支持することを明確に発言する道徳的義務があると信じている」と述べた。
レオ教皇はさらに、「私はトランプ政権を恐れていないし、福音書のメッセージを大々的に伝えることも恐れていない」と続けた。
■イタリアのメローニ首相「容認できない」
トランプ氏は12日、平和を訴えたレオ教皇に対し、「私はレオ教皇の大ファンではない。彼は非常にリベラルな人物で、犯罪を止めることを信じない男だ」とし、教皇が「核兵器を欲しがっている国をもてあそんでいる」と非難した。
イタリアのジョルジャ・メローニ首相は、トランプ氏がレオ教皇を批判したことについて「容認できない」と非難し、「(レオ教皇が)平和を呼びかけ、あらゆる形の戦争を非難するのは正しいし、普通のことだ」と述べた。(c)AFP/Clement Melki and AFP bureau in Algiers