【4月11日 AFP】米国生まれの子ども向けテレビ教育番組「セサミストリート」の人気エピソード「Pigs in Space(宇宙のブタ)」のファンなら、性差別が地球上に限った話ではないことをご存じだろう。米航空宇宙局(NASA)主導の国際月探査「アルテミス計画」で米国とカナダの宇宙飛行士4人が搭乗する宇宙船オリオンの2300万ドル(約37億円)相当のトイレが故障した際、修理を担当したのは唯一の女性であるクリスティーナ・コック飛行士だった。

コック氏は不運な事態を何とか乗り切ろうとしながら、「宇宙の配管工であることを誇りに思う」と語った。

キャンピングカーの車内ほどの広さしかない空間で4人が生活する状況において、トイレ詰まりは深刻な問題だ。

狭いトイレは無重力環境対応で空気を使って吸い込むため、耳栓が必要なほどの騒音を発する。便は使い捨ての袋に入れておき、地球に帰還してから処分する。

そのため、船内をチョコレート色の物質が入った容器が漂っているのが目撃された後、カナダのマーク・カーニー首相が電話でカナダ人のジェレミー・ハンセン飛行士に「朝食のパンケーキには(ヘーゼルナッツスプレッドの)ヌテラよりもメープルシロップの方が好みか?」を尋ねた時、ちょっとした笑い声が上がったのだ。(c)AFP