平壌訪問中の中国外相、北朝鮮に対する米国の圧力を非難
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【4月10日 AFP】中国の王毅外相が、米国による北朝鮮への圧力を非難したと、朝鮮中央通信(KCNA)が10日、伝えた。北朝鮮を訪問中の王氏は、同国との関係を深めると述べている。
KCNAによれば、王氏は9日に錦繍山迎賓館で開かれた晩さん会で、米国と西側諸国による「孤立と締め付けの策謀が強まる」中で、北朝鮮が「社会主義建設において新たな成果を上げた」と述べたという。
2019年以来となる王氏の2日間にわたる公式訪問は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)により停止していた交通機関の往来の再開直後に行われた。
中国国営新華社通信によれば、王氏は北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外相に対し、中国は北朝鮮と「あらゆるレベルとさまざまな分野での対話と実務協力を強化し、人的および文化的交流を深める用意がある」と述べた。
一方で崔氏は、「いかなる歴史的な嵐も乗り越え、社会主義を核心とする団結と協力の偉大な伝統を受け継いできた」と述べ、中国との友好関係維持は北朝鮮の「一貫した政策」だと強調した。
中国は北朝鮮にとって最大の貿易相手国であり、外交や経済、政治面で不可欠な支援国でもある。
米国は数十年にわたり北朝鮮の核計画の解体を主導してきたが、首脳会談、制裁、外交的圧力はいずれも大きな成果を上げていない。
ドナルド・トランプ米政権は、今年中の首脳会談の可能性を見据える中、北朝鮮との高官協議の再開を目指して動きを強めている。5月のトランプ大統領の北京訪問中に、首脳会談が行われる可能性もあるとされている。(c)AFP