【4月10日 AFP】イランの新最高指導者モジタバ・ハメネイ師は最新のメッセージの中で、イランは米国およびイスラエルとの戦争を望んでいないが、国家としての権利を守ると述べた。国営テレビが9日、伝えた。

モジタバ師は国営テレビで読み上げられたメッセージで、「われわれは戦争を求めておらず、望んでもいない」と述べた。

「しかし、いかなる状況下でもわれわれは正当な権利を放棄しない。この点において、われわれは抵抗戦線全体を一体として捉えている」と付け加えた。これは、イスラエルが親イラン民兵組織ヒズボラと交戦状態にあるレバノンを指したものとみられる。

モジタバ師はイラン国民に対し、停戦合意が発表されたとはいえ、「街頭デモはもはや不要などと考えてはならない」「広場での皆さんの声は、交渉の行方に間違いなく影響を与える」と呼び掛けた。

イランは今週、ドナルド・トランプ米大統領による殲滅(せんめつ)の脅迫を受け、米国との間で2週間の薄氷の停戦に合意した。停戦は和平交渉につながる可能性がある。

このメッセージは、モジタバ師の父で前最高指導者のアリ・ハメネイ師が交戦初日の2月28日に殺害されてから40日目に出された。(c)AFP