【4月8日 AFP】有人月探査ミッション「アルテミスII」に臨むオリオン宇宙船の乗組員らは7日、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する宇宙飛行士らと交信した。

交信開始時、船長のリード・ワイズマン氏は「この時をずっと待っていた」と述べ、またカナダ人乗組員ジェレミー・ハンセン氏は「一緒に宇宙空間にいるのは楽しい!」と語った。

ISSとの交信は、宇宙船オリオンが56年ぶりに有人での月周回飛行を実施した翌日に行われた。

ISSチームのジェシカ・メイヤー氏は「私たち人間が宇宙から地球を見下ろせるというのは、どれほど幸運なことか分かっている」とし、「月周回軌道からの視点では何が違うのか、私たちはその答えを本当に聞きたい」と質問した。

この問いに対し、アルテミスIIミッションに参加したクリスティーナ・コック氏は、地球とISSの距離の約1000倍遠い月付近からの地球の眺めは、その周囲の「暗闇」によってとても感慨深いものとなったと語り、「私たちがいかに似通った存在であるか、そして、地球上のすべての人間が同じもので生かされているということを改めて実感した」と続けた。

オリオン宇宙船の乗組員4人の内、米国人3人はISSでの滞在経験があり、「基本的に、ISSで学んだことは全てここにある」と述べた。

4人は、10日遅くに地球に帰還する予定だ。(c)AFP