イラン、抗議デモ参加者の死刑執行 戦火の影で抑圧加速
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【4月7日 AFP】イランで6日、1月の全国的な抗議デモに関連する罪で有罪判決を受けた男性の死刑が執行された。イランでは、米・イスラエルとの武力衝突を背景に、政治犯と見なされる自国民の処刑が続いている。
人権団体によると、男性(23)は、抗議活動中に起きた革命防衛隊傘下の民兵組織「バシジ」のテヘラン基地への攻撃に関与したとして有罪判決を言い渡された。
司法当局系のウェブサイト「ミザン・オンライン」は、男性が「テロリストの暴動における敵要員の一人」だったとし、最高裁による承認を受けて絞首刑が執行されたと伝えた。
事件では7人が死刑を言い渡され、10代の少年2人を含む4人がすでに処刑されている。
ノルウェーに拠点を置く人権団体「イラン・ヒューマン・ライツ(IHR)」は、過去8日間で10人の「政治犯」が処刑されたとし、4人が抗議デモに関連する罪で、別の6人が非合法化された反体制組織「イスラム人民戦士機構(MEK)」に所属していた罪で処刑されたと説明した。
IHRによると、男性らは「拷問を受け、弁護士へのアクセスを拒否された」とし、「極めて不公正な」迅速裁判で死刑を宣告されたという。
IHRのマフムード・アミリモガッダム代表は「一連の処刑は、地域の紛争の影の下で自国民に対して戦争を仕掛けるというイスラム共和国の生存戦略の一環だ」と指摘した。
アムネスティ・インターナショナルも、処刑が「恐怖を広め、根本的な政治変革を求める者たちに復讐するための抑圧の道具」になっていると述べている。(c)AFP/Stuart Williams