人類が地球から最も遠い地点に 「アルテミスII」記録更新
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【4月7日 AFP】有人月探査ミッション「アルテミスII」の宇宙飛行士4人を乗せたオリオン宇宙船が6日、人類史上、地球から最も遠い地点に到達し、ミッションの核心である月面観測を開始した。
オリオン宇宙船は1970年にアポロ13号が樹立した記録を更新。米東部時間6日夕(日本時間7日朝)には、今回のミッションで地球から最も遠い約40万6000キロメートルに達し、アポロ13号の記録を約6600キロメートル上回る見通しだ。
米テキサス州ヒューストンの米航空宇宙局(NASA)ミッションコントロールセンターにいるジェニー・ギボンズ宇宙飛行士は「全人類のために、あなたたちはそのフロンティアを超えている」と述べた。
乗組員の一人、カナダ宇宙庁(CSA)のジェレミー・ハンセン宇宙飛行士は、「この記録が長く残り続けないように、今の世代や次の世代に挑戦してほしい」とコメントした。
乗組員は現在、月面を観察して記録する6時間以上の任務に取り組んでいる。
NASAのビクター・グローバー宇宙飛行士は、月の昼と夜の境界である「ターミネーター」について、地球で聞いている科学者らに向けて説明した。「ここに座って見ているものをもっと詳しく説明する時間があればいいのに」「今のターミネーターは本当に素晴らしい。光の当たり方という点で、これまで見た中でいちばん起伏が際立って見える」
クリスティーナ・コック宇宙飛行士は、月のクレーターをカラフルに描写。「小さな穴が開いたランプシェードのようで、その穴から光が輝いている感じ」「月の他の部分と比べてとても明るい」と説明した。
月面観測は米東部時間6日午後9時20分(日本時間7日午前10時20分)ごろまで続く予定で、太陽が月の後ろに隠れる日食も目撃することになる。(c)AFP/Maggy DONALDSON