【4月5日 AFP】2026年サッカーW杯北中米大会の出場を決めたイラク代表チームを歓迎しようと、4日朝、首都バグダッドに数千人が集まった。

中東での戦争により準備が妨げられたイラク代表だが、3月31日に行われた大陸間プレーオフ決勝でボリビアに2-1で勝利し、1986年のメキシコ大会以来となる本大会出場を決めた。40年ぶりとなる本戦では、グループIでフランス、セネガル、ノルウェーと対戦する。

メソポタミアのライオンの愛称を持つイラク代表は、3日に帰国してムハンマド・スアニ首相に迎えられると、4日朝にはオープントップバスに乗って首都を巡り、数千人の老若男女から歓声を浴びた。

イラク内閣は「歴史的偉業」を受けて、チームのメンバーに住宅を提供するとともに外交パスポートを交付し、功績をたたえる歌を作成すると発表した。

声明ではまた、記念切手の発行や首都での壁画作成、各県にメソポタミアのライオンにちなんだ通りの命名を提案した。これらの措置は今後開かれる閣議で正式に承認される見込みとなっている。

イラクは、2月28日に米国とイスラエルが開始した戦争に不本意ながらも巻き込まれ、国内の米関連施設が攻撃されるなどしている。

最初の空爆後に自国領空を閉鎖したため、イラク代表は試合が行われたメキシコに移動するまで3日を要する過酷な旅程を強いられた。

これまでに国内で100人以上の犠牲者が出る中、グラハム・アーノルド監督は試合を前に選手の気持ちを紛争から切り離すことに努めた。(c)AFP