「アルテミスII」 月の作用圏へ 有人最遠記録更新に期待
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【4月5日 AFP】有人月探査ミッション「アルテミスII」の宇宙飛行士4人は、5日夜から6日朝にかけて「月の作用圏」に入る予定だ。この地点を通過すると、宇宙船には地球よりも月の重力が強く作用することになる。
米東部時間1日、オリオン宇宙船を搭載したSLSロケットが米フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。今回のミッションは約10日間を予定している。
グリニッジ標準時(GMT)4日午後4時35分(日本時間5日午前1時35分)の時点で、4人は地球から約27万1979キロ地点に位置し、月面まで約17万8154キロの距離まで接近していた。
すべてが順調に進めば、オリオン宇宙船が月の裏側を周回する際、宇宙飛行士たちは有人探査史上最遠の記録を塗り替え、地球から最も離れた地点に到達することになる。
船長のリード・ワイズマン氏は4日、ヒューストンの管制センターに「士気は高い」と伝えた。ライブ会見に臨んだ同氏は、家族と通信する機会があったことに触れ、「これほど遠く離れていながら、一瞬でも再開できたことは人生で最高の瞬間だった」と高揚した様子で語った。
ミッションでは、月への最接近時に月面から約6400キロの上空を飛行し、月の表面や両極近くの地域を含む広い範囲を見渡すことになる。(c)AFP/Moisés ÁVILA, with Maggy Donaldson in New York