【4月5日 AFP】イラン南部のブシェール原発が4日、米国とイスラエルからの攻撃の標的となり、警備員1人が死亡した。原発の建設、運営を支援しているロシアは、198人の作業員を避難させると発表している。

これを受けてイランのアッバス・アラグチ外相は、放射性降下物の影響を最も受けるのは、湾岸諸国になると警告した。

アラグチ氏は、同原発への攻撃が続けば、最終的には放射性物質の拡散につながり、「影響を受けるのはテヘランではなく、GCC(湾岸協力会議)加盟国の首都の生命を終わらせることになる」と述べた。

ブシェール原発は、イランの首都テヘランよりも、クウェートやバーレーン、カタールにより近い位置にある。

国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長は、現地で放射線レベルの上昇は報告されていないとX(旧ツイッター)に投稿したが、それでも数週間で4回目となる攻撃に「深い懸念」を表している。

一方でロシアは、同原発に対する米イスラエルによる「卑劣な」攻撃を非難し、原子力関連施設への攻撃を即時停止するよう求めた。(c)AFP