ネイバー社屋(c)news1
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【04月04日 KOREA WAVE】韓国IT大手ネイバーが提供する生成AI検索サービス「AIブリーフィング」が、公開から約1年で国内検索シェア64.39%を記録し、競合を大きく引き離した。これは過去8年で最も高い水準となる。

同社によると、「AIブリーフィング」は2025年3月の公開以降、約1年間で22回の主要アップデートを重ねてきた。生成AIを活用し、ユーザーの検索意図や文脈を理解したうえで、要約された回答と出典情報を提示する仕組みが特徴だ。さらに関連コンテンツの推薦や再検索機能も備え、検索体験の利便性を高めている。

特に強みとされるのが、情報の見やすさだ。表や画像を用いた視覚化、重要情報のハイライト表示、ワンクリックで関連検索が可能な機能などにより、従来の一覧型検索からの転換を進めている。

例えば「転入届と確定日付の違い」といった比較検索では、効力や申請方法の違いを表形式で整理し、直感的に理解できる形で提示する。一方、グーグルのAI検索は説明文中心の構成となっており、提示方法に違いがみられる。

また「金融資格」のように情報量が多いテーマでも、主要資格を整理した表に加え、実際の受験難易度など利用者目線の情報も提供し、実用性を高めている。

こうした機能強化を背景に利用者は増加を続けており、同社が掲げていた「統合検索の20%をAIが担う」という目標も早期に達成した。「関連質問」のクリック数はサービス初期と比べて6倍以上に増加し、再検索キーワードのクリック率も86%以上伸びるなど、利用者の関与度も大きく向上している。

この結果、検索市場シェアではネイバーが64.39%と首位を維持し、グーグル28.54%、マイクロソフトの検索エンジン「Bing」が3.66%、韓国ポータルの「Daum」が2.72%と続いている。

ネイバーは今後、「AIブリーフィング」の適用範囲を現在の約2倍に拡大する方針だ。さらに2026年下半期からは、AI検索結果に自然に組み込まれる広告の導入も検討している。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News