【4月4日 AFP】中国は3日、パナマ運河の管理を巡る長引く対立の中、同国政府がパナマ船籍の船を拿捕(だほ)したという米国側の主張は捏造(ねつぞう)だと非難した。

米中関係は、今年2月にパナマ当局が香港系企業が運営していたパナマ運河の二つの港の管理権を掌握したことをきっかけに悪化した。

マルコ・ルビオ米国務長官は2日、中国がこの接収への報復としてパナマ船籍の船を拿捕したとの非難を改めて表明し、パナマ支持を表明していた。

これに対して中国外務省は3日、米国が大西洋と太平洋を結ぶ重要な水路であるパナマ運河を通じたサプライチェーンを弱体化させようとしていると反発した。

同省の毛寧報道官は記者会見で「米側の発言は完全な捏造で、パナマ運河の覇権を主張しようとする自らの企てを露呈しているだけだ」とし、「結局のところ、パナマ運河の中立性を公然と損ない、一方的ないじめや威圧によって世界の産業やサプライチェーンの安定を損ねているのは誰なのか」と問いかけた。

同省はこれに先立ち、船舶拿捕の疑惑について問われた際、米国の非難は「根拠がない」とし、中国の港に関する立場は「明確だ」と述べていた。

パナマの裁判所は1月、香港系企業の長江和記実業(CKハチソンホールディングス)の子会社であるパナマ・ポーツ・カンパニー(PPC)が、バルボアとクリストバルにあるパナマ運河の港運営を1997年から許可されていた契約は「違憲」と判断していた。

この決定を受けて中国側はパナマに対する報復を示唆し、長江和記実業も当局を相手取った訴訟を起こしている。(c)AFP