軍政トップを大統領に選出、ミャンマー
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【4月3日 AFP】ミャンマー議会は3日、軍事政府トップのミンアウンフライン氏を大統領に選出したと発表した。5年前に武力で権力を奪取した前国軍総司令官のミンアウンフライン氏は、民政を装って統治を続けることになる。
2021年2月にクーデターを主導し、象徴的指導者アウンサンスーチー氏を拘束してその政党を解散させたミンアウンフライン氏は、軍政主導の総選挙で選出された親軍議員によって大統領に指名された。
この日首都ネピドーの上下両院で行われた指名投票では、ミンアウンフライン氏が他の候補者2人に大差をつけ、584票中429票を獲得した。
軍政は3月の議会再開を国民への権力返還としているが、専門家らはこれを、軍の支配を正当化するための民間風の見せかけにすぎないと指摘している。
親軍派の連邦団結発展党(USDP)は、1月末に終了した総選挙で争われた議席の80%以上を獲得。一方、軍の現役将校らは議席の4分の1を占める非選挙枠に就いている。
クーデター以降、圧倒的な人気のアウンサンスーチー氏は拘束されたままとなっており、選挙に対する批判や抗議は違法とされている。また、軍政に抵抗して蜂起した反政府勢力が支配する地域では、投票自体が行われなかった。(c)AFP