アルゼンチン、イラン外交使節を国外追放 革命防衛隊の「テロ組織」指定めぐる応酬後
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【4月3日 AFP】南米アルゼンチンは2日、イラン革命防衛隊(IRGC)の「テロ組織」指定をめぐる応酬の後、イランの外交使節を国外追放した。アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領は、米イスラエルの対イラン軍事作戦への支持を表明している。
アルゼンチン外務省は、イランがアルゼンチンに対し「虚偽で侮辱的かつ根拠のない非難」をしたとして、イランのモフセン・ソルタニ・テヘラニ臨時代理大使に対し48時間以内の国外退去を命じた。
アルゼンチンは3月31日、イラン革命防衛隊を「テロ組織」に指定した。
これに対しイラン外務省は声明で、アルゼンチンが国際法に「明白に違反」し、「侵略者側についた」と非難。
さらに、アルゼンチン政府が「イラン国民に対する許し難い侮辱」をし、「犯罪の共犯者となり、歴史の誤った側に立っている」と続けた。
アルゼンチン外務省は2日、この声明と、1994年の「アルゼンチン・イスラエル人相互協会(AMIA)本部ビル爆破事件」の捜査に対しイランが「かたくなに協力を拒んでいること」を理由に、イラン外交官を追放した。
アルゼンチン史上最悪のテロ攻撃となった1994年7月18日の爆破事件では、85人が死亡、300人以上が負傷した。
その2年前の1992年には「イスラエル大使館爆破事件」があり、29人が死亡、200人が負傷した。
アルゼンチンの裁判所は、両事件ともイランの指示によるものだと断定しているが、イランは一貫して関与を否定し、容疑者の引き渡しを拒否している。
アルゼンチンは中南米最大のユダヤ人コミュニティーを擁し、約30万人が主にブエノスアイレスに居住している。(c)AFP