【4月3日 AFP】米航空宇宙局(NASA)の50年以上ぶりとなる月への有人ミッション「アルテミスII」に臨む宇宙飛行士4人を乗せた宇宙船が2日、地球周回軌道を離れて月へ向かうためのエンジンを点火した。これは、有人の月周回飛行に正式に踏み切ったことを示す節目となった。

静止した自動車を3秒以内に高速道路の走行速度まで加速させるほどの推力を持つオリオン宇宙船のエンジンは、乗組員を月へと向けて一気に押し出した。

今後10日間、宇宙船はミッションの一環として月を周回する。

エンジン点火を前に、乗組員のリード・ワイズマン氏、ビクター・グローバー氏、クリスティーナ・コック氏、ジェレミー・ハンセン氏は、通信トラブルやトイレの不具合といった軽微な問題の点検や対処のため数時間を費やした。

NASAのジャレッド・アイザックマン長官はX(旧ツイッター)に「アルテミスIIの宇宙飛行士たちは順調だ」「オリオン宇宙船は、印象的な楕円(だえん)軌道で良好に機能している」と投稿している。(c)AFP