【4月3日 AFP】中国の王毅外相は2日、欧州連合(EU)、ドイツ、サウジアラビアの外相と電話会談を行い、米国とイスラエルによる対イラン攻撃は明らかに国際法違反だと述べた。中国国営中央テレビ(CCTV)が伝えた。

王氏はまた、中国が常任理事国を務める国連安全保障理事会は「紛争のエスカレーションを阻止すべきであり、無許可の軍事行動を合法化すべきではない」と強調した。

安保理は現在、エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡における武力行使に関する決議案を審議している。

バーレーンが提出した決議案は、2月下旬に始まった米イスラエルによる攻撃以来、イランが事実上封鎖するホルムズ海峡の航行の自由を確保するため、各国が「必要なあらゆる手段」を用いることを認めるものだ。

王氏はドイツのドイツのヨハン・ワーデフール外相との電話会談で、「米国とイスラエルによる対イラン軍事攻撃は安保理の承認を得ておらず、明らかに国際法違反だ」と述べた。

EUの外相に当たるカヤ・カラス外交安全保障上級代表との電話会談では、「安保理の行動は、事態の鎮静化に焦点を当てるべきであり、無許可の軍事行動に正当性を与えるようなことをしてはならない。紛争をさらに激化させるようなことはなおさらだ」と述べた。

中国はイランの緊密なパートナーで、イラン産原油の主要輸入国でもある。その大部分はホルムズ海峡経由で輸入している。

だが、中国は湾岸諸国とも強い経済的結びつきがあり、イランによる湾岸諸国への攻撃についても繰り返し非難している。

王氏はサウジアラビアの外相との電話会談で、安保理が事態沈静化の役割を果たさなければ、「中小国」が「終わりのない苦難」の矢面に立たされると警告した。

中国はパキスタンと共に、米国とイランの停戦実現に向けて5項目のイニシアチブを提示している。(c)AFP