【4月3日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は2日、イランで最も高い橋を破壊したと発表した。同氏はこれに先立ち、イランを「彼らにふさわしい石器時代に戻す」と脅迫していた。

イラン国営テレビとファルス通信によると、B1橋が位置するアルボルズ州のゴドラトラ・セイフ副知事は、今回の攻撃で8人が死亡、95人が負傷したと述べた。

報道規制のため、AFPは攻撃現場への立ち入りや、イラン国内での死傷者数の独自確認ができていない。

トランプ氏は、首都テヘランの南西約35キロに位置するキャラジのB1橋から煙が立ち上る映像をソーシャルメディアに投稿し、イランが5週間に及ぶ交戦を終結させる交渉の席に着かなければ、さらなる破壊行為を行うと警告した。

トランプ氏は、「イラン最大の橋が崩落した。二度と使い物にならないだろう。まだまだ続くぞ! イランは手遅れになる前にディール(取引)をするべきだ。さもなくば、偉大な国になる可能性を秘めたイランの面影は何も残らないだろう!」と述べた。

これに対しイランのアッバス・アラグチ外相はX(旧ツイッター)で、「未完成の橋を含む民間建造物への攻撃は、イラン国民を降伏させるものではない」「錯乱した敵の敗北とモラル崩壊を示すにすぎない」と述べた。

これに先立ちイラン国営テレビは、米イスラエルが同橋を2度攻撃したと報じていた。

国営テレビは「数分前、米シオニスト(イスラエル)の敵がまたしてもキャラジのB1橋を標的にした」と伝え、最初の攻撃で民間人2人が死亡したと付け加えた。

2度目の攻撃は、最初の攻撃の犠牲者を救助するチームが現場に派遣されている時に行われたという。

ファルス通信によると、建設中のB1橋は、橋脚高136メートルの中東で最も高い橋だった。

トランプ氏は1日、イラン情勢に関する国民向け演説で、対イラン軍事作戦の戦略目標は達成に近づいていると主張し、イランが要求に応じなければ「極めて激しい」爆撃を行うと脅迫。

「われわれは今後2~3週間のうちに、イランを彼らにふさわしい石器時代に戻す」と述べた。(c)AFP