【4月16日 東方新報】気温の上昇に伴い、北京市密雲区では春の渡り鳥の移動ピークを迎えている。密雲区園林緑化局の19日の情報によると、今年3月中旬以降、密雲ダムとその周辺地域では多種多様な希少な渡り鳥が確認されており、その中でもコウノトリ、マナヅルなどの数は過去10年で最高を記録し、密雲区の生物多様性保護活動が顕著な成果を上げていることを示している。

3月中旬、39羽のコウノトリが密雲ダムに飛来した。これは過去10年でこの種が密雲で一度に観測された数の最高記録である。その2日後には、100羽以上のマナヅルが太師屯鎮(小漕村の農地に姿を現し、その数は同様に過去10年の最多数に近いものであった。また3羽のタンチョウヅルも予定通り飛来した。2021年に初めて記録されて以来、タンチョウヅルは密雲を安定した渡りの中継地としており、渡りの時期と個体数は比較的安定している。

「毎年、数万羽もの渡り鳥がここに立ち寄り、休息を取っている。これら象徴的な種が集中して現れたことは、密雲の生態環境が良好な状態が持続しており、保護の効果がますます顕著になっていることを十分に示している」、密雲区園林緑化局資源保護センターの張徳懐(Zhang Dehuai)主任はこう説明する。現在、密雲は北京で唯一7種のツル類を観測できる地域であり、渡り鳥の移動経路上の重要な中継地となっている。

これら「大空の旅人」を守るため、密雲区は生態修復と生息地の整備を継続的に推進し、安全で快適な「生態系サービスエリア」を体系的に構築している。張主任は「干潟や湿地を整備し、多くの水生植物を植えたほか、餌場を特別に整備して、渡り鳥が『十分に食べられ、快適に過ごせる』ように整えた」と話す。これらの対策は、地域の生態系を改善しただけでなく、山や海をはるばる越える渡り鳥の旅に確かな保障を提供している。

密雲区は北京市で鳥類の多様性が最も豊かな地域の一つである。統計によると、同区では合計429種の野生鳥類が記録されている。そのうち国家1級保護鳥類は22種、国家2級保護鳥類は75種、北京市級保護鳥類は100種にのぼる。今後、密雲区は鳥類の重要な生息地をさらに正確に特定し、鳥の分類に基づいた保護活動を進め、生態の基盤を継続的に強化していく方針だ。(c)東方新報/AFPBB News