【4月2日 AFP】米実業家のイーロン・マスク氏が率いる米宇宙企業スペースXが、史上最大規模となる可能性のある新規株式公開(IPO)を米証券取引委員会(SEC)に申請したと、この件に詳しい匿名の情報筋が1日、AFPに明かした。

米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は匿名の情報源の話として、この非公開申請により、同社は7月までに上場する見込みだという。

報道によれば、資金調達額は750億ドル(約11兆9000億円)以上に達する可能性があるとされ、スペースXの野心の大きさを示している。このIPOは、2019年にサウジアラムコが256億ドル(約4兆円)を調達した過去最大の記録を大きく上回る見込みだ。

IPOが成功すれば、スペースXの企業価値は1兆7500億ドル(約277兆円)を上回る可能性があり、時価総額で世界のトップ10企業に入ることになる。

専門家は、スペースXが上場するには同社とマスク氏が、特に収益面でこれまで以上の透明性を維持する必要があると指摘している。

また、上場によって投資家からの圧力が高まり、人類を火星へ送るためのロケットを開発するというマスク氏の計画などの長期的な投資よりも、利益重視へと方針転換を迫られる可能性もある。(c)AFP