原油先物急騰、株価は軒並み下落 トランプ氏のイラン情勢演説後
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【4月2日 AFP】(更新)ドナルド・トランプ大統領がイラン情勢に関する国民向け演説を1日に行ったものの、世界市場をまひさせているホルムズ海峡封鎖の解決策を示さなかったことで、原油価格は急騰し、株価は下落した。
エネルギー供給をホルムズ海峡に依存する国々に対し、自ら再開させるよう求めたトランプ氏の演説は大きな期待を集めていたが、投資家の反応は冷ややかだった。
20分ほどの演説の中で、トランプ氏はこれまで述べてきた内容以上の新しい情報をほとんど加えず、「われわれは今後2~3週間のうちに、イランを彼らにふさわしい石器時代に戻す」と述べ、米軍は「非常に近い将来」にすべての戦場目標を達成すると付け加えた。
この演説は、トランプ氏が今週初めに「戦争は間もなく終わる」と述べ、イラン側も「終結させる意思がある」と発言したことで世界市場に芽生え始めていた回復基調に水を差す形となった。
1日に1バレル100ドルを下回っていた世界的な指標である北海ブレント原油は、最大5%急騰して106.29ドルまで跳ね上がり、WTI原油先物価格も4%以上上昇して104.29ドルまで跳ね上がった。
株式市場の反応も芳しくなく、1日に8%以上急騰したソウル市場は、2日に3%安となった。日経平均株価(225種)も前日比約1.9%安の5万2731円94銭で午前の取引を終えた。(c)AFP