【4月1日 AFP】ドイツ・ハンブルクのショッピングセンターで今週、女性がオオカミにかまれる事故が起きた。同市当局が3月31日、発表した。

同市のカタリナ・フェーゲバンク副市長は記者団に対し、オオカミは30日夕方に市内アルトナの複合施設に侵入したと述べた。同じ個体とみられるオオカミが数日前から市内各地でたびたび目撃されていた。

日刊紙ビルトは、女性は顔を噛まれたと伝えている。

オオカミについてフェーゲバンク氏は「30日の夕方までは人間との接触を避けていた」とし、「ショッピングセンターの狭い空間での人間との近接が、極端なストレスを与えたとみられる」と述べた。オオカミが商業施設に侵入した理由についてはわかっていない。

オオカミは警察によって捕獲され、野生動物公園に運ばれた。専門家によれば、このオオカミは群れを離れる過程にある若い個体である可能性が高いという。

連邦自然保護庁のデータによると、約30年前にドイツでオオカミが再び流入し始めて以降、同様の事件は起きていなかった。

ドイツでは、19世紀半ばまでにオオカミは事実上絶滅していた。しかし、再統一後に導入された野生動物保護政策を背景に、ポーランドから東部に流入した。昨年の公式調査では、全土で219の群れが確認されている。

ドイツ政府は昨年12月、群れの規模が大きい地域での個体数管理を目的とした狩猟を許可する法案を支持した。(c)AFP