【4月1日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領が、自身の名前を刻まれて喜ばないであろう記念碑が一つある。それは、ホワイトハウスの近くに設置された金色のトイレだ。

トランプ氏が好む、過剰なまでに装飾された大理石風の台座に置かれたその金色のトイレには、「王にふさわしい玉座」と記されたプレートが掲げられている。

トイレをテーマにしたこのポップアップ・インスタレーションは、詳細不明のアート集団「シークレット・ハンドシェイク」によるもので、リンカーン記念堂近くに3月30日に設置された。作品を一目見ようと、観光客やトランプ氏に批判的な人々が多数集まった。

ある女性は「トランプ氏のことは好きではない。この作品の写真を撮るためにワシントンに来た」とAFPに語った。

また、自転車で金色のトイレを見に来たという男性は、「撤去される前に見ておきたかった。ホワイトハウスにいる男を完璧に象徴していると思う。彼はまさに悪趣味な誇示そのものだ」と述べ、トランプ氏にふさわしい記念碑だとAFPに話した。

「シークレット・ハンドシェイク」は過去1年間、ワシントン市内に挑発的なメッセージが込められた作品を複数か所に設置してきた。その中には、少女らへの性的人身取引の罪で起訴され勾留中に自殺した富豪ジェフリー・エプスタイン元被告と手をつなぐトランプ氏の立体作品もあった。

トランプ氏は政権復帰後、ホワイトハウスに「自身の色」を反映させることに時間を費やしてきた。大統領執務室は今や金色の装飾で溢れ、またかつて控えめでエレガントだったローズガーデンは舗装された。ホワイトハウスのイーストウィングにいたっては、巨大な舞踏会場を作るために大きく取り壊されてしまった。

トランプ色が前面に押し出されているのは、ホワイトハウスにとどまらない。新しい硬貨には自身の肖像があしらわれる予定となっているほか、ケネディ・センターにはすでに自らの名前が掲げられている。(c)AFP