【3月31日 AFP】スペインの最高裁判所は、相手の同意なしに手にキスをする行為は、路上での嫌がらせではなく性的暴行に該当すると判断した。AFPが30日に入手した判決文で明らかになった。

判決では、2023年にマドリード郊外のアルコベンダスのバス停で、女性の同意を得ずに手にキスをし、金銭を提示しながら同行を求めた男の性的暴行の有罪判決が支持された。

弁護人は行為を単なる路上での嫌がらせとして再分類しようとしたが、裁判所は性的な性質を持ついかなる身体的接触もその分類を超えると判断。3月5日付の判決は、男性は「女性の性的尊厳を侵害する意図を持って行動した」「被害者が耐える義務のない、明らかに性的な性質とトーンを持つ接触があり、したがって、性的暴行の行為があった」としている。

裁判所は、1500ユーロ(約27万円)超の罰金を支払うよう命じた。

スペインは2022年、性的行為に対する明示的な同意を必要とする法律を強化。2025年には、スペインサッカー連盟(RFEF)のルイス・ルビアレス前会長に対し、同国女子代表のMFヘニフェル・エルモソにキスを強要したとして、性的暴行の罪で1万800ユーロ(約200万円)の罰金を命じる判決が下された。(c)AFP