【3月30日 AFP】韓国の気候エネルギー環境部の金星煥長官は30日、中東地域での紛争に伴うエネルギー供給不安から、ソウル市内で指定ゴミ袋の売り上げが急増していることを受け、不安の払拭に乗り出した。

韓国は石油や石油製品の主要輸入国。家庭ゴミの排出には、販売される専用の指定袋の使用が義務付けられている。

ソウル市政府がAFP通信に明らかにしたところによると、先週の指定袋の1日あたりの売り上げは、通常の約5倍となる270万枚に急増。主要な小売店では購入制限が導入される事態となった。

金長官はSNSに「指定ゴミ袋の供給を心配する必要はない」と投稿。「リサイクル原料を活用する十分な能力があり、1年以上にわたって供給に支障が出ることはない」とし、値上げの予定もないと強調した。

さらに、最悪のシナリオを想定しても、政府は一般のポリ袋を指定袋として使用することを認める検討をしており、「自宅にゴミを保管せざるを得ない状況には決してならない」と説明した。

韓国が輸入する石油の大部分はホルムズ海峡を通過しているが、現在、同海峡は事実上封鎖された状態にある。

アジア第4位の経済規模を誇る韓国政府はこれを受け、1997年以来初となる燃料価格の上限設定を導入。25兆ウォン(約2.6兆円)規模の「戦時」補正予算の編成も進めている。

当局はまた、シャワー時間の短縮や徒歩・自転車での移動、日中の携帯電話充電など、国民に対し徹底した節電・節エネルギーを呼びかけている。(c)AFP