モジタバ師、書簡でイラクへの感謝伝える 公の場にはいまだ姿見せず
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【3月30日 AFP】イランの新たな最高指導者モジタバ・ハメネイ師が、米国とイスラエルとの戦争における支援に対してイラク国民に感謝を示す書簡を送ったと、29日にイランメディアが伝えた。
イラン学生通信(ISNA)によれば、モジタバ師は書簡で「(イラクの)最高宗教権威およびイラク国民が、イランへの侵略に対して明確な姿勢を示し、わが国を支持してくれたことへの感謝を表明した」と記したという。ここで言及された最高宗教権威とは、イラクのシーア派最高権威アリ・シスタニ師のこと。
この書簡は、シーア派政党であるイラク・イスラム最高評議会とイラン大使がイラクの首都バグダッドで会談した後に伝達された。
2月28日の戦争開始時に空爆で死亡した前最高指導者アリ・ハメネイ師の息子であるモジタバ師は、後継指導者に指名されて以降は公の場に姿を見せていない。
モジタバ師はこれまで、最高指導者としての最初の声明と、イラン暦の正月「ノールーズ」に合わせたメッセージを発表している。いずれの声明も、別の人物がテレビで代読したもので、戦争での勝利を強気に予測する内容だった。
国営メディアは定期的にモジタバ師の写真を掲載しているが、それらが新しいものかどうかは示されておらず、本人が姿を現さないことから、その健康状態や所在をめぐって臆測が広がっている。
米国のドナルド・トランプ大統領は先週、イランとの協議で「トップの人物」とやり取りしていると述べたが、それがモジタバ師ではないことを明確にしている。
トランプ氏は「息子(モジタバ師)からは何も聞いていない。彼が生きているのかどうかも分からない」と述べた。(c)AFP