【3月28日 AFP】フランスの民家の冷凍庫から赤ちゃん2人の遺体が発見された事件で、南部アビニョンの裁判所は27日、母親である女に拘禁25年の判決を言い渡した。

シングルマザーのオレリー・S被告(44)は一貫して、2人を殺すつもりはなかったと主張していた。

だが、裁判所は、2018年と2019年に2人の世話を怠り、結果として死亡させたこと、そして現在13~23歳になる3人の娘たちへの暴力行為について、オレリー被告を有罪と判断した。

オレリー被告は最初の赤ちゃんについて、抱いて自宅の階段を下りていた時に転落し、パニックに陥って冷凍庫に入れたため死亡したと供述した。

法医学鑑定の結果、赤ちゃんの頭蓋骨の損傷は転落によるものとは一致しなかったが、オレリー被告はこの子を殴ったことは一度もないと述べた。

2人目のケースについては、オレリー被告は妊娠否定症候群(妊娠しているという身体的な事実を受け入れることができず、妊娠していないと認識してしまう状態)の後、自宅で出産したと説明。

激しい痛みに襲われ意識を失い、赤ちゃんはその後間もなく死亡したという

オレリー被告は、長女から電話がかかってきてパニックになり、赤ちゃんを洗濯かごに入れ、その後「姉(1人目の赤ちゃん)と一緒に」冷凍庫に入れたと述べた。

専門家は、こちらの赤ちゃんの死因が難産によるものか、適切な世話をしなかったことによるものかは分からないと述べている。

フランスでは似たような事件が相次いでいる。

2018年には、うつ病で時々暴力的になる夫を持つ女が、自分が産んだ赤ちゃん5人を溺死(できし)させ、遺体を冷凍したとして、拘禁8年の判決を言い渡された。

2015年には、自分が産んだ赤ちゃん8人を殺害した女が、拘禁9年の判決を言い渡された。(c)AFP