■可燃性液体とマッチ

黒崎さんは2016年12月4日に寮の防犯カメラに映ったのを最後に行方不明となっており、遺体は見つかっていない。

黒崎さんの部屋からは、現金565ユーロ(現在のレートで約10万4000円)が入った財布、キャッシュカード、携帯電話、定期券、冬用コート、靴が見つかっている。

携帯電話とレンタカーの位置情報データから、セペダ被告がこの夜に24時間以上黒崎さんの部屋に滞在していたことが証明されたのを受け、被告は法廷でこの事実を認めた。

セペダ被告はこの数日前に可燃性液体の入った燃料缶、マッチ、スプレータイプの台所用漂白剤を購入していた。

バンサン・オージェ検事は、たとえその後、遺体を近くのドゥー川に遺棄することにした可能性が高いとしても、これは計画性を示すものだと主張した。

5日後、セペダ被告は黒崎さんの名前でリヨン行きの列車の切符を購入した。

検察側は、セペダ被告が黒崎さんのメールアカウントやSNSアカウントを使って友人や親族を安心させるメッセージを送ったとも主張したが、被告はこれを否定した。

セペダ被告はスペインのバルセロナでしばらく過ごした後、同月中にチリに帰国した。(c)AFP