トランプ氏は「うそつき」 イランメディア、協議めぐりやゆ
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【3月26日 AFP】イランメディアは25日、ドナルド・トランプ米大統領がイランの交戦終結に向けた外交協議について「うそをついている」と嘲笑し、うそをつくと鼻が伸びるキャラクター「ピノキオ」風に描いた同氏の風刺画を掲載した。
保守系日刊紙「ジャバン」の1面には、エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡の地図の上に鼻が長く伸びたトランプ氏の風刺画が掲載され、「世界で最も哀れで卑劣なうそつき」という見出しが付けられた。
トランプ氏は23日、イランがホルムズ海峡の封鎖を解除しなければ発電所を攻撃するという最後通牒(つうちょう)の期限の数時間前になって、突如としてイランと交戦終結に向けて協議していると発表した。だが、イラン側は、直接的、間接的を問わず、いかなる交渉も行われていないとして否定している。
ジャバンは、トランプ氏が市場を落ち着かせ、2月28日に米国とイスラエルが対イラン攻撃を開始して以来高騰している原油価格を下げるためにうそをついたと非難。
イラン側が否定した後、「原油とガスの価格は再び上昇した」と指摘し、トランプ氏を、ポーカーで非常に良い手札を引いた時のように楽に勝てると信じていた戦争で「不運に陥ったギャンブラー」になぞらえた。
タスニム通信もトランプ氏をやゆし、髪を乱し、敗北感あふれる表情で描いた。
ペルシャ語の日刊紙「Sobh-e No」も、「うその政治」という見出しで、イランメディア各社の反応や論評と同じような内容を繰り返した。
イラン軍の報道官も国営テレビで広く放映されたビデオ声明でトランプ氏をやゆし、同氏は「自分自身と交渉している」と述べた。
イラン学生通信(ISNA)は25日、テレビに頻繁に登場し、「戦争現象」と称されるイラン軍のイブラヒム・ゾルファガリ報道官に関する記事を掲載した。
ゾルファガリ氏は、ペルシャ語での「敵」に向けた警告やイランの軍事的成果の羅列に加え、時折アラビア語、ヘブライ語、さらには英語も交えて情報を発信している。
ゾルファガリ氏はここ数日、トランプ氏の決めぜりふの一つを使って「トランプ、お前はクビだ」と発言したことで特に注目を集めている。(c)AFP