【3月26日 AFP】米ホワイトハウスは25日、イランが米国の15項目の停戦条件を拒否したと報じられているにもかかわらず、イランとの協議は継続中だと発表した。しかも、合意に至らない場合、ドナルド・トランプ大統領は「地獄を解き放つ」覚悟だと警告した。

中東紛争が4週目に突入しようとする中、イラン国営メディアは匿名の当局者の話として、イランがトランプ氏の停戦案に対し「否定的」な回答をしたと報じた。

ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は記者会見で、イランとの交渉が行き詰まったとの報道を否定。

「協議は継続中であり、有意義なものだ」として、15項目の停戦条件の詳細に関する報道には「真実の要素」があるが、一部報道は「完全には事実に基づいているわけではない」と付け加えた。

米国とイスラエルのメディアは、停戦条件にはイランが核開発計画に関するあらゆる権利を放棄し、弾道ミサイルを解体することなどが含まれていると報じた。

レビット氏は、イランの前最高指導者アリ・ハメネイ師の殺害後、米国がイランの誰と交渉しているのかについては明言を避けた。ハメネイ師の息子で後継者のモジタバ・ハメネイ師は公の場に姿を見せていない。

報道によると、トランプ政権の交渉相手は、イスラム教指導者・イスラム法学者以外の最有力者の一人、モハマドバゲル・ガリバフ国会議長とされる。

レビット氏はまた、J・D・バンス副大統領を含む米高官が、主要な仲介役として浮上しているパキスタンでイラン側と会談する予定であるとの報道についても確認を拒否した。

■「地獄を解き放つ」

だが、レビット氏はイランがディール(合意)に応じる時が来たと警告し、トランプ氏は「エピック・フューリー(壮絶な怒り)作戦における米軍の主要目標」に近づいていると主張。

「イランが現実を受け入れず、すでに軍事的に敗北しており、今後も敗北し続けることを理解しないならば、トランプ大統領はこれまで以上に痛烈な打撃をイランに与えるだろう」「トランプ大統領はハッタリをかまさない。地獄を解き放つ覚悟だ。イランは二度と誤算をしてはならない」と述べた。(c)AFP