ロシア、ウクライナ各地に大規模攻撃 5人死亡 無人機390機超投入
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【3月24日 AFP】ロシア軍は24日、ウクライナ各地に対して大規模なミサイルおよび無人機攻撃を行った。ウクライナ当局によると、5人が死亡、20人以上が負傷した。ここ数週間で最大規模の攻撃となった。
ロシア軍の攻撃が繰り返されている南部ザポリージャでは、集合住宅の複数階で火災が発生。窓やバルコニーが吹き飛び、建物から灰色の煙が立ち上るのをAFP記者が確認した。
同日の夜間攻撃は、中東地域での紛争の影響で米国からの迎撃システムの供給が滞り、ウクライナがロシアによる執拗(しつよう)な空爆を退けるのに苦慮する可能性があるとの懸念が広がる中で起きた。
ウクライナ空軍とウォロディミル・ゼレンスキー大統領によると、ロシア軍は一晩で390機以上の攻撃用無人機と、弾道ミサイル、巡航ミサイル、誘導航空ミサイルなど計34発のミサイルを発射した。空軍は、無人機365機とミサイル25発を迎撃したとしている。
ゼレンスキー氏はSNSで、「これらの数字は、ロシアの攻撃から命を救うため、より多くの防衛手段が必要であることを明確に示している」とし、「ウクライナへの支援を継続し、防空に関するすべての合意を期限通りに確実に履行することが重要だ」と続けた。
攻撃を受けてアンドリー・シビハ外相は、ロシアが「意図的に」民間人を標的にしているとして非難。ゼレンスキー氏によると、各地で捜索・救助活動が続いている。
米国が仲介する3回目の和平交渉は、中東での紛争によって頓挫しており、ウクライナは先週末、交渉プロセスを復活させるため米国に代表団を派遣したが、即座の成果は得られなかった。
ウクライナ当局によると、ロシアの攻撃は、住宅地だけでなく輸送やエネルギー・インフラも対象に行われた。中部ポルタワ州では、集中治療室に運ばれた5歳の子どもを含む2人が死亡、12人が負傷した。
また東部ハリコフ州の検察当局によると、走行中の列車に無人機が直撃し、乗客の男性(61)が死亡した。AFPが集合住宅の火災を確認したザポロジエ州では「ミサイルと無人機による大規模な攻撃」により1人が死亡、少なくとも9人が負傷した。南部ヘルソン州でも、自宅にいた1人が死亡した。(c)AFP/Stanislav DOSHCHITSYN with Darya NAZAROVA in Zaporizhzhia
