イラン、イスラエル核施設を標的にした攻撃相次ぐ
発信地:エルサレム/中東・アフリカ
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中東・北アフリカ
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【3月22日 AFP】イランは21日、中部ナタンズにあるウラン濃縮施設が米国とイスラエルの攻撃を受けたと発表した。一方、イスラエルでは核開発の拠点があるとされる南部ディモナがイランのミサイル攻撃を受け、数十人が負傷した。核施設を標的とした双方の軍事作戦が相次いだ。
イラン原子力庁によると、ウランを濃縮する地下遠心分離機があるナタンズの施設が攻撃を受けた。放射能漏れは確認されていないとしている。この施設は昨年6月、米国とイスラエルによる空爆で被害を受けた。
国際原子力機関(IAEA)は、今回の攻撃で放射性物質の漏えいのリスクはないと述べ、周辺住民に危険は及んでいないとしている。
IAEAのラファエル・グロッシ事務局長は、「核事故のリスクを回避するため、軍事的抑制を求める」と述べ、双方に自制を呼びかけた。
一方、イスラエル軍は21日、南部ディモナの住宅などがイランのミサイル攻撃による被害を受けたと発表。地元の救急当局によると、子どもを含む33人が負傷した。
イスラエルは公式に認めていないものの核兵器を保有しているとされ、ディモナの郊外にはイスラエルの核開発の拠点とされる施設がある。
イラン国営テレビは、ディモナへの攻撃を、ナタンズの空爆に対する報復措置だと報じた。
ドナルド・トランプ米大統領は、今年2月末からのイラン攻撃に関して、イランによる切迫した核の脅威に対処するためだと説明しているが、トゥルシ・ギャバード米国家情報長官は18日、昨年の攻撃で、イランの核濃縮プログラムは壊滅し、核濃縮を再開しようとする試みはないとの見解を明らかにし、トランプ氏の主張と食い違いが見られた。(c)AFP