トランプ氏、イラン原油輸出の要カーグ島を爆撃と発表 原油インフラへの攻撃も辞さず
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【3月14日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は13日、イランの原油輸出のほぼすべてを担うカーグ島にある軍事目標を米軍が大規模爆撃したと発表し、同島の原油インフラへの攻撃も辞さない構えを示した。
トランプ氏はソーシャルメディアに、「米中央軍(CENTCOM、中東とパキスタン以西の中央アジアを担当)は中東史上最も大規模な爆撃作戦の一つを実行し、イランの至宝であるカーグ島にあるすべての軍事目標を完全に破壊した」と投稿。
「私は同島の原油インフラを破壊しないことを選択した。しかし、イラン、あるいは他国がホルムズ海峡における船舶の自由かつ安全な航行を妨害するような行為に出た場合、直ちに再検討する」と付け加えた。
米国とイスラエルはカーグ島周辺で慎重な対応を続けているが、中東で紛争が続く中、トランプ政権は同島の占領も選択肢の一つだと述べているとされる。
米銀最大手JPモルガン・チェースの最新報告書によると、イランの沖約30キロに位置するカーグ島は、同国の原油輸出の約90%を担っている。イランの海岸線のほとんどは超大型タンカーが航行するには浅すぎるため、同島は1960年代から1970年代にかけてのイランの原油開発拡大期に大きく発展した。
この島へのいかなる動きも、即座に影響を及ぼすだろうと専門家は指摘する。
JPモルガンは、「(カーグ島の原油インフラへの)直接攻撃はイランの原油輸出の大部分を即座に停止させ、ホルムズ海峡または中東のエネルギーインフラに対する激しい報復攻撃を引き起こす可能性が高い」と指摘している。
イランの報復攻撃はすでに、世界で海上輸送される原油と液化天然ガス(LNG)の5分の1が通過するホルムズ海峡の海上交通をほぼ完全に停止させており、他の湾岸諸国の原油インフラにも影響を与えている。
トランプ氏は13日、米国で高騰するガソリン価格への対応に苦慮する中、石油輸出を回復させるため、米海軍が「間もなく」ホルムズ海峡でタンカーの護衛を開始すると述べた。(c)AFP