【3月14日 AFP】中東での戦争が拡大する中、フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の今季第4戦バーレーンGPと第5戦サウジアラビアGPは、中止または日程変更される見通しだと、事情に詳しい関係者が13日、AFPに明かした。

取り扱いが難しい問題のため匿名を希望した関係者は、「サウジとバーレーンのF1は予定通りには行われない」とし、近く「レースの中止か、後日への延期」が発表されるだろうと述べた。

バーレーンGPは4月10~12日、サウジアラビアGPは同17~19日に予定されているが、湾岸地域はこの2週間にわたり、イランの無人機(ドローン)やミサイル攻撃にさらされている。

イランからペルシャ湾を挟んで反対側にある小国バーレーンは製油所や建造物、そして米軍基地といった複数の標的が攻撃を受けている。サウジアラビアも多くの攻撃を受けており、これには石油インフラを狙ったものも含まれている。

一方で、世界のモータースポーツを統括する国際自動車連盟(FIA)は13日、こちらもイランからの攻撃を受けるカタールで3月26~28日に開催予定となっていた世界耐久選手権(WEC)開幕戦が、10月まで延期されると発表した。

FIAは「中東における現在の地政学的に不安定な情勢により、カタールでのレースを延期せざるを得なくなった」と述べている。

「競技者、関係者、そしてファンの安全・安心は依然として最重要であり、関係各位は地域全体の情勢を引き続き注視していく」と続けている。(c)AFP