セルビア、中国製超音速ミサイルの保有認める
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【3月13日 AFP】セルビア軍の戦闘機に搭載された中国製空中発射型超音速ミサイルの写真がインターネット上に流出したことを受け、セルビアのアレクサンダル・ブチッチ大統領は12日夜、同国が同ミサイルを保有していることを認めた。
今週に入ってソーシャルメディアや防衛関連ブログで拡散し始めた写真には、セルビアが保有するロシア製ミグ29戦闘機に、中国製のCM-400AKG巡航ミサイルが搭載されている場面が写っていた。
ブチッチ氏は国営放送の番組で中国製超音速ミサイルについて問われると、「われわれは公表していないものも保有している」「こうしたミサイルも相当数保有しており、今後さらに増やす予定だ」と回答した。
ブチッチ氏は詳細を明かすことは拒否したが、中国製超音速ミサイルは「極めて高価だが、極めて効果的だ」と述べた。
中国の空中発射型対艦巡航ミサイルYJ-12(鷹撃12)の輸出モデルとみられるこのミサイルは、超音速に近い速度で飛行できるとみられている。
欧州連合(EU)加盟候補国であるセルビアは、西バルカン諸国の中で数少ない北大西洋条約機構(NATO)非加盟国の一つであり、「中立維持」のために軍事費に多額を投じてきた。
1990年代のユーゴスラビア紛争で荒廃したこの地域において、新型ミサイルを搭載したセルビア軍戦闘機の映像は、旧ユーゴスラビア諸国の注目を集めた。
クロアチアのアンドレイ・プレンコビッチ首相は、「セルビア軍の兵器庫に新たに加わったこうした兵器」についてNATOに警告すると述べた。
ブチッチ氏は、セルビアはNATOと良好な関係を築いており、その維持のために「あらゆる努力を尽くす」「すべては祖国を守るためだ」と述べた。(c)AFP