イラン、中東各国の燃料タンクなど攻撃 狙いは「世界経済を破壊する消耗戦」か
このニュースをシェア
【3月12日 AFP】イランは12日、石油タンカー2隻への攻撃に続き、中東各国のエネルギー施設への新たな攻撃を開始した。
イランの中東諸国とイスラエルに対する新たな無人機とミサイルによる攻撃は、イラン革命防衛隊(IRGC)司令官顧問のアリ・ファダビ氏は国営テレビに対し、米国とイスラエルは「米国経済と世界経済を破壊する長期的な消耗戦に巻き込まれる可能性を考慮しなければならない」と語った後に実施された。
米国とイスラエルの対イラン軍事攻撃で始まった戦争は中東全域に急速に広がり、レバノンでイスラエルの攻撃により数百人が死亡。世界経済は大混乱に陥った。
12日朝、バーレーンはイランによる燃料タンクへの攻撃を受け、住民に対し屋内にとどまり窓を閉めるよう指示した。一方、サウジアラビアはシェイバー油田と大使館街に向かう無人機を迎撃・撃墜したと発表した。
これに先立ち、オマーンのサラーラ港でも燃料タンクが無人機攻撃を受け、操業が停止された。
アラブ首長国連邦(UAE)も、防空部隊がミサイルの脅威に対応していると発表している。
IRGCが10日、米国とイスラエルの利益に関連する「経済の中心地と銀行」を攻撃すると警告したのを受け、多くの国際企業がドバイから従業員を避難させた。
原油輸送の要衝ホルムズ海峡周辺の船舶もイランによる攻撃を受けており、英国海運貿易オペレーション(UKMTO)は11日、UAE近海で貨物船に詳細不明の飛翔(ひしょう)体が直撃したと発表した。
飛翔体により船内で小規模の火災が発生したが、乗組員は全員無事だという。
イラク沖でも石油タンカー2隻が攻撃を受け、乗組員少なくとも1人が死亡したとされる。
これまでに38人が救助されたが、捜索・救助活動が続けられている。(c)AFP