【3月12日 AFP】ホルムズ海峡を航行中に砲撃を受けたタイのばら積み貨物船「マユリー・ナリー」号の所有会社は12日、取り残されている乗組員3人は現時点でまだ救助されていないと発表した。

イラン革命防衛隊(IRGC)は11日、「マユリー・ナリー」号とリベリア船籍の船舶に対する攻撃を行ったと発表。その理由として、両船が「警告を無視した」ためだと説明した。

「マユリー・ナリー」号はアラブ首長国連邦(UAE)のハリファ港を出港し、湾岸の海上交通路を通過していた11日朝に攻撃を受けた。

船を所有するタイの海運会社プレシャス・シッピングは同日夜、2発の砲弾で機関室が損傷して火災が発生したとし、「3人の乗組員が行方不明で、機関室に閉じ込められているとみられる」と述べた。

同社の最高経営責任者カリド・ハシム氏は12日、「残念ながら、状況は変わっていない」「火は消し止められたものの、まだ誰も船に乗り込むことができていない」「私たちは乗船するためのさまざまな手段を模索している」とAFPの取材に応じた。

タイ海軍によると、オマーン海軍が11日に船の乗組員20人を救出した。

タイ外務省は、23人の乗組員全員がタイ国籍だと発表。同省副報道官は記者団に対し、政府は「商業船舶に対して行われた暴力に抗議した」と述べ、「行方不明の3人を必ず捜し出すため、全力で取り組んでいるので安心してほしい」と付け加えた。(c)AFP