メキシコ大統領、麻薬組織と共謀と批判したマスク氏に法的措置取らないと表明
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【3月12日 AFP】米実業家イーロン・マスク氏がX(旧ツイッター)で、メキシコのクラウディア・シェインバウム大統領が麻薬組織(カルテル)のために働いていると批判したのを受け、シェインバウム氏は法的措置を取ると警告していたが、10日になって方針転換を表明した。
メキシコ軍は2月、中部ハリスコ州で拘束作戦を実施し、メキシコ最大級の麻薬密売組織「ハリスコ新世代カルテル(CJNG)」の首領「エル・メンチョ」ことネメシオ・オセゲラ容疑者を殺害した。
マスク氏は2月23日のこの作戦に関するシェインバウム氏の演説について、「彼女は麻薬組織のボスたちに言われた通りしゃべっているだけだ」とコメントした。
これに対しシェインバウム氏は、マスク氏に対する法的措置を弁護団と検討していると述べていた。
だが、シェインバウム氏は10日午前の記者会見で、「最終的に、彼(マスク氏)を刑事告訴せず、民事訴訟も起こさないという決断を下した。今後の展開を見て、再評価するつもりだ」と述べたが、法的措置を取らない理由は明らかにしなかった。
マスク氏は、シェインバウム氏とその政権が麻薬組織に対して弱腰な対応を取っていると繰り返し非難するとともに、シェインバウム氏が麻薬組織と共謀していると主張している。
ドナルド・トランプ米大統領は常にメキシコに対し、麻薬組織対策を強化するよう圧力をかけている。(c)AFP