【3月11日 AFP】イスラエル軍は10日、同国に向けてイランが発射したミサイルの約半数にクラスター弾が搭載されており、地上の人々にさらなる危険をもたらしていると発表した。

クラスター弾は空中で爆発して子爆弾をまき散らし、広範囲を無差別に破壊する。子爆弾の中には、着弾時に爆発せず不発弾となって残存し、戦闘終了後も長期間にわたり子どもを中心とする民間人に深刻な脅威を与え続ける。

イスラエル軍の広報は国防省を通じて公開したコメントで、「イスラエルに向けて発射されたイランのミサイルの約50%は、空中で子爆弾をまき散らし、さらなる脅威をもたらすクラスター弾を搭載している」「子爆弾は半径約10キロの範囲に着弾する。通常のミサイルよりも爆発物の含有量は少ないが、それでも致命傷となる可能性がある」と述べた。

イスラエル中部で9日、ミサイル攻撃を受ける中で建設作業員2人が破片に当たって死亡した。現場の救急隊員はAFPに対し、クラスター弾によるものとの見方を示した。

イランとイスラエルは、クラスター弾の使用、移譲、製造、保有を禁止する2008年クラスター弾に関する条約の締約国100か国以上に含まれていない。両国とも、過去の紛争でクラスター弾を使用したと報じられている。(c)AFP