【3月9日 AFP】中国外務省は9日、中東担当特使がサウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハーン外相との会談の中で、紛争が続く同地域での緊張緩和を呼びかけ、民間人への攻撃は非難されるべきだと述べたと発表した。

米国とイスラエルによるイランへの攻撃で始まった戦争は、世界のエネルギー安全保障や貿易、そして中国の石油供給にも脅威を与えている。

中国政府はイランの緊密なパートナーであり、最高指導者アリ・ハメネイ師の殺害を非難しているが、戦争開始後はサウジアラビアを含む湾岸諸国へのイランによる攻撃についても批判している。

発表によれば、翟軍特使は8日、ファイサル外相との会談で現在の中東情勢に「深い懸念」を示したという。

翟氏は、「中国はすべての当事者に対し、直ちに軍事行動を停止して緊張のさらなる激化を防ぎ、中東諸国の人々にこれ以上の被害を与えないよう求める」と述べた。また「湾岸諸国の主権、安全、領土保全は侵してはならず、罪のない民間人や非軍事目標へのいかなる攻撃も非難されるべきだ」と続けた。

また湾岸協力会議(GCC)事務局長との別の会談で翟氏は、「できるだけ早く交渉の軌道に戻る」よう呼び掛け、中国が「和平を積極的に促進し、戦闘を止めるために建設的な役割を果たす」と述べたとしている。(c)AFP