【3月9日 AFP】中東での戦争が長期的な供給障害を引き起こす懸念から、8日に原油価格が約4年ぶりに1バレル100ドルを突破した。米国産原油WTIと北海ブレント原油の両方がともに15%以上急騰し、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻開始以来の水準に達した。

しかし米国のドナルド・トランプ大統領は、原油価格の急騰はイランの核の脅威を排除するための「小さな代償」にすぎないと一蹴し、ホワイトハウスも「これは一時的な上昇だ」との主張を改めて強調した。

トランプ氏はソーシャルメディアへの投稿で、「イランの核の脅威が排除されれば急速に下落する短期的な原油価格は、米国、そして世界の安全と平和のためには非常に小さな代償だ」「違うと思うのは愚か者だけだ!」と述べた。

世界の原油と液化天然ガス(LNG)の約20%が通過するホルムズ海峡では、2月28日の戦争開始以降、海上交通がほぼ停止している。

湾岸諸国の産油・産ガス国は生産量の削減を始めており、イスラエルによるテヘランの燃料貯蔵施設への攻撃は、周辺国のインフラに対する報復攻撃への懸念を高めている。

一方でクリス・ライト米エネルギー長官は、混乱は短期間で収まるとの見方を示し、米CNNに対して「最悪でも数週間だ。数か月ではない」と述べた。(c)AFP